更年期と口腔
投稿日:2023年5月20日
カテゴリ:スタッフブログ
更年期障害と口腔症状
こんにちは
まことデンタルクリニックのスタッフです。
女性のライフステージにおいて、更年期はいつでしょうか。
日本人では閉経は50歳くらいです。
閉経前後の5年間の合計10年間を更年期といいます。更年期は40〜60歳くらいをいいます。
閉経を迎えると女性ホルモン、とくにエストロゲンレベルが低下します。エストロゲンはその受容体に結合し、強い効果を発現します。この受容体はほぼ全身に分布していて、歯科では唾液腺にも受容体が存在しています。
更年期に起こりやすい口腔症状として有名なのは口腔乾燥のシェーグレン症候群です。
40〜50代の女性が多く、唾液が減少します。
唾液の減少は自浄作用の低下にも影響し、むし歯になりやすくなります。
治療はもちろんですが、口腔保湿剤の利用や、唾液腺マッサージも有効です。
また、舌痛や味覚障害の症状もある場合があります。
およそ10年間という長い期間です。
まずは生活習慣や運動の見直し。
ストレスケアとしてのリラクゼーションが重要とされています。
不調の緩和や、家族や職場のサポートがある環境があるといいですね。お互いにサポートしあい、更年期障害を乗り越えていきましょう。
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