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シュガーコントロールで虫歯にならないお口づくり

投稿日:2024年11月21日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。まことデンタルクリニックのスタッフです。今日は「シュガーコントロール」についてお話ししていきたいと思います。

そもそも虫歯はなぜ出来るのでしょうか?

歯を磨かないから?でも磨いているのに虫歯が出来る…なぜでしょう?

虫歯が出来るには3つの要因があります。

①虫歯菌(ミュータンス菌)

②歯の形や質

③砂糖(スクロース)

この3つの因子が重なりあった時に歯が溶けてしまうのです。

ミュータンス菌は砂糖を栄養にして酸を作ります。その酸が歯を溶かしてしまいます。

これが虫歯ですね。「出来れば虫歯になりたくない」誰でもそう思いますよね。生きていくうえで、砂糖を全く取らない!というのは難しいと思います。そこで、ミュータンス菌の栄養になる砂糖の摂取をコントロールすること『シュガーコントロール』が大切になるわけです。

 

【シュガーコントロールのポイント】

①摂取する砂糖の量

スポーツドリンクやコーラ、乳酸菌飲料といった飲み物にも多くの砂糖が含まれています。可能なら水に変えるか、砂糖の入ったものを食べるときは一緒に飲まないなど、工夫をしてみましょう。

 もちろん砂糖の入っていないおやつに切り替えられるなら、そのほうがむし歯にはなりにくいです。お子さんが小さい年齢のときは、積極的に砂糖の入っていないおやつにしてあげるといいです。お芋などがおすすめです。

甘いものが好きなお子さんの場合は、週に一度等ルールを決めて、砂糖を摂取する量をコントロールしましょう。

②砂糖がお口の中に滞在している時間の長さや頻度

キャンディーやキャラメルのように、口に入っている時間の長いものは、むし歯リスクを高めてしまいます。また、ビスケットやチョコレートのように歯の溝に残りやすいものも、磨ききれず虫歯になるリスクが高いので、できるだけ避けたほうがいい食べ物です。

 おやつをだらだら食べるのもやめましょう。

お口の中は食べた直後酸性になり、歯が溶けやすい状態になります。しばらくすると唾液の”緩衝能”という作用で、中性に戻っていきます。

だらだら食べていると、口の中がずっと酸性の状態になるので、歯が溶けやすい状態が続くことになってしまいます。

間食する時間を決めて、歯磨きまでできればさらに良いかと思います。

③砂糖を摂取するタイミングや時間帯

外出中で長時間ゆすげない、磨けないタイミングで砂糖の入ったものを飲んでしまうと、結果的に砂糖がお口の中に長く停滞することになってしまいます。砂糖の入ったものを摂取するときは、あらかじめ磨いたりできるタイミングで摂るのが望ましいです。

 また寝ている間は唾液の量が減ります。唾液の中には汚れを洗い流してくれる作用や、むし歯になりにくくする抗菌作用など、様々な効果があります。唾液が少ないとむし歯になるリスクが増えるのですが、寝る前に砂糖の入った飲みものを飲んでしまったりすると、むし歯になるリスクが大きくなります。

 

上記の3つを気を付けてみましょう。

 

今日は「シュガーコントロール」(四つの要因のひとつ)をとりあげましたが、「シュガーコントロール」だけしていれば虫歯にならないわけではあません。正しい歯磨きや必要な歯の治療をする事で虫歯のリスクを減らす事が出来ます。

皆さんの大切な歯を守りましょう!

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