妊娠中の歯科治療は安全か?
投稿日:2019年5月16日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、まことデンタルクリニックのスタッフです。
今回は妊娠中の歯科治療についてお伝えしたいとおもいます。
歯の痛みは時と場所を選びません、妊娠中でも歯の痛みは襲ってきます。歯の痛みを訴える妊婦さんは少なからず歯科治療が赤ちゃんに悪い影響を与えないか?と心配されていると思います。ここでは歯科治療でよく使用される麻酔と投薬、レントゲンの安全性について説明します。
麻酔(歯科用局所麻酔)について
歯科で使用する局所麻酔で妊娠時に投与され、奇形が発生した報告はありませんが妊娠初期の12週まではなるべく一切の薬剤の投与を避けることが賢明です。しかしながら実際にはその時期に虫歯などで痛みを訴える妊婦の方もいて、局所麻酔を使っての処置をせざる得ない場合があります。このような時は十分な説明をして必要最低限の処置を行っています。ただし妊娠8ヶ月以降は早産の可能性があるので、歯科医師に相談してください。
投薬について
歯科でよく使われる薬剤は抗生物質と鎮痛剤でしょう。麻酔と同様に12週内はなるべく投与は避けたいですが必要な場合は催奇形性の報告が少ないペニシリン系、セフェム系が第一選択になります。鎮痛剤の場合はアセトアミノフェン(カロナール®︎)が1番安全な薬です。
レントゲン撮影について
基本的にプロテクターをつけ、腹部には極力照射しないように十分に配慮すれば特に心配は要りませんが、希望があれば断っていただいてもかまいません。
このように妊娠中の歯科治療は可能ではありますが、なるべくなら妊娠する前に虫歯、歯周病、親知らずの治療は済ませておいたほうが良いと思います。ここで大事なのは少しでも気になることがあったらなるべく早く歯科医院に行くことと、定期的に歯のお掃除とチェックを行う事です。ご来院お待ちしてます。
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