虫歯のレベルと治療法について
投稿日:2022年11月5日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!
まことデンタルクリニックのスタッフです。
今回は、虫歯のレベルと治療法についてお話しします。
虫歯とは、歯の表面や歯と歯の間に付着していくプラークの中にあるミュータンス菌が酸を出し、歯を溶かして穴が開いてしまう状態のことです。
虫歯になりやすい人の特徴としては...
・歯磨きをしない人
・甘いものをよく食べる人
・口呼吸をしている人
などが挙げられます。
虫歯は進行していくと自然に治ることはないので治療が必要となりますが、
どのような治療で対処をするかは虫歯のレベルによって変わります。
虫歯のレベルはCO〜C4に分類されており、レベルが低い順に4段階で表されています。
Cというのは、歯科で虫歯を意味するCaries(カリエス)の頭文字からきています。
CO(Caries for Observation:要観察歯)
歯科では『シーオー』と呼びます。
歯のエナメル質のごく表面が溶け始めている状態です。
歯に穴は空いていませんが、白く濁った色をしていることが多く、痛みもないため虫歯と気づかない人も多いです。
COの場合は、丁寧な歯磨きやフッ素の塗布で再石灰化を図り、虫歯が進行しないようにしていきます!
C1
COの状態からさらに進み、エナメル質が溶けて穴が開いている状態です。
C1は『エナメル質に限局したう蝕』と定義されています。
C1まで進むと歯も少しずつ黒ずんでいき表面がざらついていきます。
エナメル質には神経が通っていないため痛みはありませんが、冷たいものがしみる場合があります。
C1の治療法
虫歯の部分を削ってレジン(歯科用の樹脂)を詰めて治療を行います。
エナメル質のみの治療となるので痛みが出ることは少ないです。
C2
エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進んでいる状態です。
エナメル質と違って象牙質には神経が通っているので、冷たいものがしみたり痛みが出ることが多いです。
C2の治療法
C1同様虫歯の部分を削ってレジンを詰めるか、型を取って作る詰め物で治療を行います。
神経に近い部分まで削っていくため事前に麻酔をしてから治療を進めることもあります。
C3
神経まで虫歯が到達してしまった状態です。
冷たいものだけでなく熱いものもしみるようになり、急性炎症を起こすと何もしていなくてもズキズキと痛みが出てきます。
C3の治療法
C3まで虫歯が進行してしまった場合には、歯の神経を抜く治療を行うしかありません。
歯の中の神経をとり、神経が入っていた根っこを消毒する必要があります。一度では治療が終わらないので何度かお越しいただく必要があります。
C4
歯の頭の部分が溶けてしまい歯の根っこまで虫歯が進行した状態です。
神経まで完全に死んでしまっているので痛みが出ることはありませんが、そのままにしておくと歯の周りの骨が溶けてしまったり、歯の根っこに膿がたまって再び痛みがでたりすることがあります。
C4の治療法
C4まで到達してしまった場合は歯を抜いてしまうことが多いです。
歯を抜いてできた隙間を埋めるために、インプラントや入れ歯、ブリッジなどで歯の機能回復を図ります。
ここまでが虫歯のレベルとそれに対する治療法となります。
初期の虫歯であるほど歯や歯の周りへのダメージは少なく、治療の際に感じる負担も減るのでなるべく早い段階で治療を行えるといいでしょう!
ご自身の歯の状態が気になった場合にはいつでもご来院下さいね。
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