喫煙と歯周病 投稿日:2021年2月27日 カテゴリ:スタッフブログ こんにちは。まことデンタルクリニックのスタッフです。 「タバコって歯に悪いの?」という質問をよくいただきます。 喫煙も歯周病と密接な関わりがあります。 喫煙をしている人は、そうでない人に比べて歯周病発症の可能性が2~8倍、歯周病進行の可能性が5~14倍、歯の喪失が2~3倍増加するというデータがあります。 歯周病の一番の治療は歯ブラシでのセルフケアですが、「喫煙の中止」はそれに次いで重要な事だと言われています。 では喫煙と歯周病がどのように関係しているのでしょうか? 煙草に含まれる成分が歯周病菌に抵抗する力を弱めてしまう事が研究によってわかっています。つまり、喫煙によって免疫が下がり、歯周病菌が増殖しやすい環境を作ってしまうのです。喫煙者の歯肉の中には非喫煙者に比べて強い種類の歯周病菌がより高いレベルで存在しているというデータもあります。 また、煙草の煙は歯肉の血流を収縮させます。ということは、血流量が減って歯肉に栄養がいかなくなるということですから歯周病菌に対する防御力が下がり、またせっかく歯周病の治療をしたとしても効果が出づらくなります。 他にも繊維芽細胞(歯肉を作る細胞)の機能の障害、口腔衛生状態の悪化、煙草の煙に含まれる有害な物質によりお口の中への直接的な害があります。 何よりこわいのが、受動喫煙をした人のお口にも影響が出る事です。 日頃から受動喫煙にさらされている人はそうでない人に比べて歯周病になる割合が1.6倍倍大きい事がわかっています。 ご自身の体のためにも、そして周囲の大切な人のためにも現在喫煙されている方は禁煙をおすすめいたします。 🏣350-1114 埼玉県川越市東田町16-11 ☎0120-247-933☎ 川越市駅徒歩5分、川越駅徒歩11分 無料駐車場完備、キッズルーム有、バリアフリー、日曜 まことデンタルクリニック ■ 他の記事を読む■ « 成人になってからの歯並び、矯正治療 妊娠中のお口の中 »