高齢者者の健康と咀嚼
投稿日:2020年10月12日
カテゴリ:未分類
こんにちは、まことデンタルクリニックのスタッフです。今日は高齢者の健康と咀嚼の関係についてお話しさせて頂きます。
健康を維持、増進するためにも、咀嚼機能の確保が大切です。しっかりした咀嚼機能を発揮するには、意識が覚醒していなければ始まりせん。健康なときは咀嚼機能もよく働きます。体調が悪いと唾液が出過ぎたり、出なかったり、口唇、舌、頬を噛み込んでしまうこともあります。また、水分の少ないものや、繊維のあるものを避けたくなることも事実です。
高齢になると、すぐ軟食、流動食というメニューでは、喜ぶ人はいないでしょう。胃腸が弱っても口腔機能が低下していなければ、咀嚼を減退させるような食事メニューは避けるべきだと考えます。胃腸の手術で入院したときも、骨折で入院したときも、メニューは最初流動食、これではおかしな話でしょう。
歯がなくでも咀嚼機能があれば、家族や友人と同じメニューが食べられて会食を楽しめるのです。
人間は、歯を失っても咀嚼機能が落ちても、ミキサーなどの道具を使うことにより、失った機能を補うことができます。しかし、食べる人の口腔機能を理解しないまま、ただ単に流動食にキザミを混ぜて食べさせたりすることは、口唇、舌、頬の筋力の機能の落ちた人には、大変苦しいものになります、食の見た目、型、味などを考えたうえで、増粘剤、ゲル化剤、栄養補助食品などを上手に利用し、高齢者の咀嚼機能を維持、増進することも必要なことなのです。
食べ物の持つ特性を、人の口腔の機能と照らし合わせて考えることは、高齢者にとってより良い咀嚼を確保するために大切なポイントです。
気になる方は是非まことデンタルクリニックにお越しください。
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