歯医者での型どりについて
投稿日:2017年9月14日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちはスタッフです!
みなさんが歯医者に行って一度は経験したことがある歯の型どりについて今日はお話します。
歯科では型どりのことを印象と言います。
型どりのトレーも様々です。片側だけのもの、前歯だけのものなどそれぞれの治療内容によって使い分けます。
今回の写真は全顎用のトレーで型どりをしたものです。
左が上顎、右が下顎です(ちなみにこれは私がセルフ印象した私の歯型です('ω')ノ)
歯医者で上顎の型どり(写真左)をした経験のある方はいらっしゃると思います。
何を隠そう上顎の型どりが一番つらいのです!
上顎の型どりが苦手でオエッとえずいてしまう方、それを嘔吐反射といいます。
嘔吐反射があると事前に分かっていれば遠慮なく先生やスタッフに伝えて下さい!
当院ではなるべく嘔吐反射が少なく済むスタッフ側の対策として
・印象材を練る際に水の量を減らし固めに練る
(スタッフの中には患者さんを想うあまり水を減らしすぎて想像以上に早く固まってしまい、もう一度取り直してしまうこともありますが、このような背景があることをご理解ください)
・水の温度を体温の温度になるべく近づける
(冷たい水より少し温かく体温に近い方が嘔吐反射は弱まるそうです)
・印象材を盛りすぎない
(印象材が多ければ当然嘔吐反射は酷くなります。ただ入れ歯の型取りなど型どりの種類によっては多く盛らなくてはいけない場合のありますので、印象材の量は必ずしも少なくできるとは限らないことをご理解ください)
等を行っています。
また、患者さんご自身の対策としては
・なるべく鼻で呼吸をすること
・すぐに椅子を起こしてもらうこと
・顎を引くこと
などが嘔吐反射を軽減できる方法です。
ただつらいのも2~3分です。季節によって多少変動がありますが夏場が一番固まる速度が早いので、虫歯があるけど型どりが苦手だなと思っているそこのあなた!今の時期がチャンスです!
そして無事に型どりが終わった後にスタッフサイドで行うのが石膏を流すことです。
歯科医院で使用されている石膏は一般的に3種類ありますが。当院では超硬質石膏を使用しています。
ざっくり説明すると超がつくだけあって一番硬くて超すごい石膏です(*'ω'*)
硬化して外した模型がこちらです↓
もりもりに盛った模型
薄く盛った模型
ちなみにこちらの模型を見て一ヶ所インレーとれてるじゃんと気づいた方はかなりの上級者です。
毎日交代でスタッフが更新しているブログですが、次回私が更新する回のときに、院内で制作している技工物についてお話したいと思います。
みなさまのご来院をお待ちしています。
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