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キシリトール摂取で歯をより健康に

投稿日:2023年12月25日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。まことデンタルクリニックのスタッフです。

本日はキシリトールについてお話したいと思います。 キシリトールはお砂糖の代わりに用いる代用甘味料の1つです。
キシリトールは虫歯の発生や進行を防ぐという他の代用甘味料にはない特徴的な効果があります。

その理由として、
①虫歯の原因菌(ミュータンス菌)が餌としてキシリトールを利用できないため、歯を溶かす酸が作られないこと
②キシリトールがカルシウムと結合して歯の再石灰化を促進し、歯を硬くすること
以上が挙げられます。

虫歯予防のためには、キシリトールが50%以上配合されているガムまたはタブレット5〜10gを毎食後に摂取し、これを継続すると良いといわれています。
※計算方法:キシリトール(g)÷炭水化物(g)×100(%)
※キシリトール100%の製品も存在します

但し、キシリトール配合であっても砂糖や水飴などの糖類が含まれていたり、歯を溶かすクエン酸などの酸が含まれていることがあるので注意が必要です。お召し上がり後は他の食品と同様に口腔清掃が必要です。

キシリトールはあくまで虫歯予防の補助的な位置づけであり、摂取しているからといって必ず虫歯にならないというものではありません。キシリトール自体にプラーク(歯垢)を取り除く効果はないため、ブラッシングなどのセルフケアは必須です。

また、キシリトールは砂糖などと違い、代謝する際にインスリンを必要としません。体内での吸収も遅く、血糖値の上昇が穏やかなので糖尿病の方の糖質補給剤として有用とされ、比較的安心して摂取が可能といわれています。
但し、1gが3kcalなので過剰摂取には注意してください。

注意すべきこととして、キシリトールは一度に大量摂取すると下痢を起こすことがあります。キシリトールの下痢が起こらない最大摂取料は体重1kgあたり約0.3gといわれています。

虫歯予防としてキシリトール摂取をする場合は上手く取り入れていきましょう。

本年も残すところあとわずかとなりました。
本年も誠にお世話になりました。
当院は12月27日から1月3日まで休診とさせて頂きます。

来年も皆様の健康の一助となれるよう、スタッフ一同誠心誠意励む所存でございますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。

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