酸っぱいもので歯が溶ける?
投稿日:2021年6月17日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!まことデンタルクリニックのスタッフです。
暑い日も増えてきてジュースが美味しく感じる時期になりましたね!
水分補給も大事ですが、ジュースを飲んだあとのお口をそのままにしていませんか…?
今日は虫歯や歯周病に次ぐ第三の歯の疾患として注目されている【酸蝕症】についてお話をしようとおもいます。
【酸蝕症とは?】
字の通り酸によってエナメル質が溶けてしまう症状をいいます。
酸蝕症を放置してしまうと冷たいものがしみる知覚過敏症になったり、むし歯が一気に進行したりするなど、さまざまなトラブルを引き起こすことになります。
【虫歯との違いは?】
虫歯は虫歯菌が糖を分解する時に作る酸で歯が溶けますが、
酸蝕症は体内から口のなかに酸が出てくることによる内因性のもの、酸性度の強い飲食物を口にするなど外因性のものが原因で歯が溶けてしまいます。
歯は酸に弱く、私たちが「すっぱい」と感じる酸性度の高い飲食物に長く触れていると、簡単に溶けてしまうのです…!
内因性の病因として胃食道逆流症、摂食障害(過食症、摂食嘔吐)、アルコール依存症などがあります。
外因性の病因は酸性度の高い飲食物や医薬品、サプリメントなどの過剰摂取が考えられます。
口にするものですと、pH数値が低いほどエナメル質溶けるリスクが高いと言われています。
例えば!
・みかんやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘系の果物や果汁からつくられたジュース、梅干し
・ビタミンCなどを含む酸性のビタミン剤やサプリメント
・炭酸飲料、黒酢、栄養ドリンク、ワイン、スポーツ飲料
1日2回以上、歯が酸に触れる機会があり、口をゆすがずにいるとエナメル質が酸蝕症のリスクにさらされてしまいます。
【酸蝕症を防ぐには?】
①酸性飲食物をだらだら食べたり飲んだりしない。
酸性飲食物を摂取する分には心配はいりません。長時間酸性のものが長くお口の中に残らないようにしましょう!
②寝る前に酸性飲食物を食べたり飲んだりしない。
就寝中は唾液分泌が少ないのでpHが酸性から戻りにくいです。
特にいびきをかく癖がある方、お口を開けたまま寝てしまうと口が乾き酸性溶液が残りやすくなります。
③酸性飲食物をとった後はお水でうがいをする。直後にはブラッシングをしない。
酸性飲食物を多量に取ると歯の表面(エナメル質)が柔らかくなっています。すぐにブラッシングしてしまうと歯が余計に削れてしまいますので30分程度時間をおくか、お水でうがいをしてから歯磨きをしましょう。
これまでの食習慣によって、酸蝕症が進行してしまっているのではないかと心配になる方もいらっしゃるかと思います。
ただ「酸性の食品を口にしてはいけない。」というわけではありません。
しっかりとリスクを理解して予防していく事が重要となります。
定期的に歯科医院を受診し、歯の健康状態をチェックしてもらいましょう!
気になることがございましたらお気軽にクリニックまでご相談下さい。
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