『歯髄(しずい)ってなあに?』
投稿日:2021年9月16日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
まことデンタルクリックのスタッフです。
今日は「歯髄(しずい)」についてお話しします。
「歯髄」とは歯の内部にある、歯の神経の事です。歯医者さんで「神経の近くまで虫歯になっていました」や「虫歯が神経まで達しているので神経を抜きますね」と言われたことはありますか?
この歯髄、いったい歯にとってどのような役割をしているのでしょうか?
【歯髄の役割】
①痛覚をつかさどる
②象牙質に栄養を送る
③免疫細胞が侵入した細菌をやっつける
①痛覚をつかさどる
神経繊維が通っていて、痛みを感じます。歯に加わる刺激は、何でも痛覚として翻訳されます。例えば、冷たいものも「痛い」熱いものも「痛い」というように、刺激を「危機だ!」と感知し脳に伝えています。
②象牙質に栄養を送る
歯髄を構成する血管とリンパ管によって、身体の他の部分と同じように栄養や酸素・水分を運んでいます。神経ごある時は歯が生きるために必要なものを供給してくれています。歯はとても硬いですが歯髄から栄養をもらう事で「硬さと弾力」の両方を持ち合わせ持っています。
③免疫細胞が侵入した細菌をやっつける
血液とリンパ液の流れは細菌が内部に入るのを防ぐ働き(歯髄内圧)もします。象牙質にある象牙細管から入りこもうとしている細菌を押し戻しています。ただし、大量の細菌が侵入してしまうと、やっつけた細菌の死骸(膿)が内部に溜まってしまい、歯髄が死んでしまいます。このような場合は歯髄を取り除き、根っこの内側をキレイにしなければいけません。
歯髄にはこのような大切な役割があります。このため、なるべく歯髄を残すような処置を行います。しかし虫歯が深く、歯髄まで細菌が感染してしまった場合は、歯髄を残す事が出来ません。感染した歯髄を残しておくと炎症が拡がり、隣の歯に影響を及ぼしたり、骨の破壊がおこったりとさらに状況が悪化してしまうからです。
歯髄がなくなってしまったら、歯を残せないのかな…と思う方もいらっしゃるかもしれません。答えはNo、大丈夫です。歯髄を取り除いても、歯を残す事は出来ます。歯髄があった根の内部にお薬をいれ、土台をつくり、被せ物をする事でまた噛めるようになりますのでご安心ください。
大切な歯を守るため、日々のホームケアと定期的なチェックを怠らないようにしましょう。心配な事がございましたら、ご相談くださいね。
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