『ランパントカリエス』 投稿日:2023年3月30日 カテゴリ:スタッフブログ こんにちは。まことデンタルクリニックのスタッフです。 最近は暖かくなり、桜も散り始め新しい年度の始まりを迎えようとしていますね。4月から新しい学年、新しい学校、新しい仕事、それぞれの新しいことが始まります。 先日受診されたお子様に沢山の虫歯が見られました。お口の中の状態が「ランパントカリエス(う蝕多発症や汎発性う蝕)」という子どもの歯に見られる広範囲にわたっての虫歯になっていました。 今回のお子さんはその中でも軽度でしたが、親御さんは危機感を感じておらず、このままの生活を続けていたら、重度に移行してしまう心配があったため、生活状態を確認し、改善すべき点をお伝えしました。ではどういった点を注意していくのかお伝えしたいと思います。 まず知って頂きたいのは 【ランパントカリエスの原因】です。 糖分の取りすぎ、ブラッシング不足によってランパントカリエスになりやすくなります。 間食回数が多くなっていたり、仕上げ磨きを怠ったりすると、虫歯になってしまいます。 特に乳歯は、歯の質が弱く、抵抗力が弱いために永久歯に比べて虫歯のリスクは高いと言えます。また、自分で口腔内の管理をすることが難しいため、ご家族の管理が重要です。 つぎに 【ランパントカリエスになると、、、】どうなってしまうのか?です。 永久歯の生えかわりや将来の歯並びに影響がでてきます。虫歯が多発し、噛める歯が少なくなることで、しっかりとした咀嚼ができず、顎の骨の成長が抑制されます。乳歯より大きな永久歯が生えるためには、乳歯列の時にしっかり顎の骨を成長(拡大)させておかなければなりません。乳歯列が完成する3歳から永久歯萌出が始まる6歳までの間は、しっかりご飯を“噛む”と言うことを覚えなければならない時期なのです。 では 【虫歯予防に大切なこと】はなんでしょうか? まずは間食を制限することが大切です。間食が多いと、1日中むし歯になりやすいお口の環境(酸性状態)が続き、歯が溶けやすい環境になってしまいます。間食以外にも飲み物も重要です。ジュースや乳酸菌飲料など糖分の多く含まれる飲み物を、ペットボトルやマグなどで与えると歯の根元の虫歯が増えます。水分補給はお茶や水にかえましょう。 また、仕上げ磨きは必ず行うようにしましょう。お子様が歯ブラシを持って磨く時間も、歯磨きの習慣づけと言う意味で大切です。しかし、それだけでは必要なケアはできません。ご家族が仕上げ磨きをして管理をしてあげてください。 お子様のお口の衛生状態を保つためには、ご家庭での管理やケアが非常に重要になります。ケアの仕方がわからない、うちの子供はどうしたらリスクを下げられるのかなど、お子様のお口の中をみてご相談をお受けできますので、ぜひ定期検診をご利用下さい。 🏣350-1114 埼玉県川越市東田町16-11 ☎0120-247-933☎ 川越市駅徒歩5分、川越駅徒歩11分 無料駐車場完備、キッズルーム有、バリアフリー、日曜診療 まことデンタルクリニック ■ 他の記事を読む■ « 花粉症と歯周病 妊婦さんのレントゲン撮影大丈夫? »