金属アレルギー
投稿日:2023年6月1日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。まことデンタルクリニックのスタッフです。今日は金属アレルギーと歯科治療についてお話ししたいと思います。
そもそも、金属自体が「アレルゲン(アレルギーの素)」になるのかというと、答えはNOです。
汗や唾液など、体液によって金属がイオン化し体内に取り込まれます。そのため、汗をかくことでネックレスや時計のベルトと接する肌が赤くなったり、かゆみが出るのです。
金属アレルギーは、原因となる金属がイオン化して体内に入り込んでアレルゲンの形になっても、すぐに発症するものではありません。多くの場合が、5年以上の長い年月をかけて、初めて湿疹などの症状となって表れるものです。
また、人によっては金属に対するアレルギーが非常に強く、短い期間と低い濃度でも発症する人もいます。
【金属アレルギーの種類】
◇金属接触アレルギー
アクセサリーなどを長時間着けることによって汗などと反応して金属イオンが体内に入り、肌にかゆみや湿疹が起こるものです。一般的によく知られ、金属が当たる部分に皮膚炎が起こるため、原因が分かりやすく、その金属を肌に触れないようにするだけで治ることもあります。
◇全身性接触皮膚炎(全身型金属アレルギー)
歯科金属など唾液でイオン化され体内に入った金属が、そこから離れた場所、または全身の症状となって表れるタイプの金属アレルギーです。
全身性接触皮膚炎は、金属を使用してから数十年を経て突然発症することも多く、すぐに症状が現れるとは限りません。金属そのものは生体に対してアレルギー性を示しませんが、溶け出してプラスイオンとなり体の蛋白質と結合することによって、それを異物とみなした体が過剰反応を起こすのです。
原理は花粉症やアトピーと同じで、決して特殊なものではありません。
今現在、金属アレルギー反応のない方でも、お口の中の金属によって、アレルギーになってしまう事もあります。
金属アレルギーが心配な方がおられましたら、皮膚科でアレルギー検査をお受け頂き、どの金属にアレルギーがあるのか確認することをおすすめします。今はメタルフリーの治療も増えています。もしアレルギーがあった場合には、結果を教えて頂き治療についてご相談ください。
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