口角炎
投稿日:2021年12月11日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、まことデンタルクリニックのスタッフです。
空気の乾燥が強くなり、この時期唇の端が荒れたり、切れてしまっている方が多くみられます。意外にもお子さんなど若い方でもけっこういらっしゃいます。
疲れた時や体調を崩した時にも繰り返しできやすいですから悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
口角炎の原因として、
① 口唇を舐める癖がある
お子さんに多いのですが、唇を舐める癖からくる舌なめずり皮膚炎と呼ばれるものがあります。口唇は汗腺や皮脂膜がないのでバリア機能が低く、乾燥しやすいので肌以上に荒れやすいのです。刺激の少ないワセリンをこまめに塗ったり癖を正す必要があります。
②カンジダ菌の感染
こちらは高齢の方に多いです。カンジダ菌は元々常在菌ですが免疫力が落ちるとカンジダ菌が増えて悪さをはじめ、口角の荒れに繋がります。この場合は抗真菌薬での治療が必要になります。
③栄養不足
肌や粘膜を強くするビタミンB類が不足すると症状が出やすくなります。他、ミネラルやビタミンCも必要な栄養素です。
④ストレスや体力の低下
免疫が落ちることで口角炎の症状が出やすくなります。
⑤持病や薬の副作用
ステロイド薬や免疫抑制剤を服用している方に多くみられます。
年末で疲れや、寒さで体力も落ちやすい時期ですので口唇だけでなく、お口の中にもトラブルが出る方が増えています。気になる症状がある方はぜひ受診にいらしてください。
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